突き指の後遺症

 「ばね指なんですが」との依頼が来ました。ばね指なら腱引き特有の方法で治せると、思って施術に取り掛かりました。

 

 症状を伺って、手のひらの開閉を見てくると、確かにひっかりのようなものはあるが、教科書のようなばね指ではない。「昨年、親指を突き指をしてから手のひらがうまく開閉できないので、ばね指かと思って……」とおっしゃる。これはばね指ではないようです。

 

 腱引きでは骨の以上は扱えないのでその旨をお伝えして開閉運動がスムーズにできるような施術に取り掛かる。引っ掛かりや動かしにくさなど、ややばね湯Bに近いと判断して同じような施術を重ねる。指を強くねじると痛みが走るようで、親指の関節に異常を期待している。観察すると骨が変形して内側に入り込んでいる

 

 それでも施術と重ねると「動きがスムーズになってきた」との感想です。「関節の変形で完全には直せませんが、動きは少し良くなったでしょ」と、日常生活に支障ががないようにして施術終了。

 

 関節や骨に異常があっても痛みがなく日常生活に支障ががないようなら、それで改善です。アスリートではそうもいきませんが一般的には日常生活を悼みなく過ごせれば十分ではないかと思います。

 

☆急なぎっくり腰やねん挫など歩けないほどの痛みや、家を空けられない方に洗足池・長原駅からの便利な出張整体「腱引き大竹」です